おまたせしました。竹田城跡の雲海についてのお知らせです。
残念ながら、雲海の発生は、もっと気温が下がってからになります。
雲海と呼ばれているのは、よく晴れて冷え込んだ早朝などに、竹田城跡の山麓を流れている、円山川から朝霧が立ち昇り。
やがて雲海のようになる現象なのですが、最低気温が24度もあったら、とても朝霧も発生しません。
ですから、天空の城はお預けですね。
昨年の2009年には9月17日ごろに、
雲海シーズン到来 〜天空の城 竹田城跡〜
とか言って、
シーズン到来を、お知らせしたのですが、
今年は、いつごろシーズン到来になるのか、
予想もつきません。
雲海の発生の条件は、
■時期
9月〜11月
※2月末までは見られるが、晩秋が一番発生しやすい
■時間
明け方から午前8時頃まで
■条件
1.風が弱いこと
2.朝方と日中の気温の差が大きいこと
3.よく晴れていること
4.当日、日本海に高気圧の中心があること
(1)は、風があると、霧がとどまらないため。
(2)は、気温が下がらないと、空気中の水蒸気が凝結(水滴となること)しないため。
(3)は、晴れていないと、雲海にならない(一面の霧の中になる)ため。
これら3つの条件がそろうのは、放射冷却現象が起こったときで、
(4)は、日本海を中心にした移動性の高気圧に覆われた場合です。
さらに、霧は空気中の水蒸気が水滴となってあらわれる現象なので、ある程度湿度が高くなければなりません。
低気圧が通過し、雨が降ったあとなどは条件がいいようです。
そして、もうひとつは、霧が出やすい場所を知っておくことです。
ということは、事前のリサーチが必要ということです。
おそらく初めて竹田城跡に登城して、
天空の城に出逢えるなんてことは、
ほんとうに奇跡にちかい確率なので、
竹田城跡に訪れる時は、できれば事前に、
雲海の発生する確率を調べておくとか、
どうしても知りたいときは、どんな方でも、
構いませんから、お気軽に、
このブログのコメント欄に書き込んでいただくか、
E-mail のアドレス yamasirogenkimura@gmail.com へ、
お尋ね下さい。
出来る限り、お答えできると思います。