一面の雪景色になった、いつもの散策路です。
今年はよく雪が積もりました。
冬鳥のウソです、鷽と漢字では書くのだそうです。
ウソは本州中部以北の亜高山帯針葉樹林や北海道の低地のエゾマツ林で繁殖していて、冬には低山や平地に移動します。
雄の成鳥は、頭部のおでこから眼の周りにかけて、バンダナを被ったように黒色で、喉から頬そして耳のあたりまでがピンクががった紅赤色で、よく目立ちます。
太宰府天満宮や名古屋・山田天満宮、そして東京・江東区の亀戸天神社などで、毎年行なわれている。
新年の吉運を願う「鷽替(うそかえ)神事」で、天満宮や天神社の守護鳥にもなっています。
参拝者はウソの木彫りを1年に一度取りかえることで、前年のあしきこともウソとなり、吉に“鳥(とり)”かえるとされ、1820年から行われているといいます。スズメよりやや大きい小鳥「鷽」の木彫りを、他の人と取り換え、開運を願うそうです。
「前年の悪(あ)しきもうそ(鷽)となり吉にとり(鳥)替える」と信仰され、天神さまが学問の神様で、ウソの字が「学」に似ていることなどから、受験生の家族の姿も多く見られるようです。
ただ、冬を越すためにウソは、バラ科のサクラやウメの新芽や、開花前の花のつぼみを食べてしまうので、今年サクラが竹田城跡で、いっぱい咲くかどうかはわかりません。
留鳥のエナガです、その名のとおり後ろの尾羽根が長くなっています。
留鳥とは一年を通して、繁殖地と越冬を同じ場所で行う鳥のことで、九州以北に分布していて、平地から山林の林や樹木の多い公園などに生息しています。
ほんのり桃色の羽毛が、キュートで可愛いですよね。
いつも小さな群れで行動しているので、見かけた方も多いと思います。
日本で一番くちばしの短い鳥で、枝先の昆虫や木の実を食べて、春先には樹液を飲むそうです。
留鳥のヤマガラです、はたして見つけられるでしょうか?
葉っぱの陰に隠れて、こっちを覗いているのですがわかります。
ヤマガラも年間を通して同じ場所に生息し、季節による移動をしない鳥です。全国に広く分布していて、平地から山地の林に生息しています。
このヤマガラの成鳥は、頭上から後頭部にかけてが、ベレー帽を被ったみたいに黒色で、額から頬は黄褐色、くちばしから喉にかけて蝶ネクタイしているみたいに、黒色になっています。胸から体の下面は橙褐色で、特徴のあるカラーリングで、見分けやすいのではないでしょうか。
ヤマガラは、けっこう好奇心が強いようで、ご覧のように偵察しているみたいに、近寄って来て時々、遊んでくれることがあります。
山城げんき村の”マスコット”とか”ゆるキャラ”として、このヤマガラにお城の地図記号を被せて、これからは”ヤマ城カラ”となって、デビューしてもらおうかなぁと、思っています(笑)。
(%くもり%)