昨日は、県立男女共同参画センターでの
平成22年度「DV防止研修会」に出席しました。
一日がかりの内容の濃い研修でした。
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●DV防止啓発・法律セミナー
「警察・法テラスを知るⅡ〜自分の安全を守るために〜」
・10:35〜10:45 DV防止啓発について
・10:45〜11:20 警察のDV被害者への対応などについて
・11:20〜12:00 法テラスの役割、利用方法などについて
(※それぞれ質疑応答の時間も含む)
●専門講義
13:35〜15:30 「地域における被害者の継続的な自立支援」
「NPO法人ウィメンズハウスとちぎ」理事長 中村明美さん
(※質疑応答の時間を含む)
●テーマ別意見交換会
15:45〜17:15 3つのテーマを9つのグループに分かれて
(※3グループによる発表を含む)
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このような内容でした。
当センターでも、「女性のための相談」を実施しており、
センターで受付業務はしておりますが、今回の研修で、
昨今のDV相談を取り巻く状況が、いかに深刻で根深く、
複雑なものであるかを、改めて認識しました。
午後からの、ワークショップ形式での意見交換会で、
ブログライターがご一緒させていただいたのは、
丹波市、豊岡市、県健康福祉事務所(東播磨地域)
県民局(阪神北)の各地域の職員(嘱託も含め)の方々、
そして、イーヴンの情報アドバイザーの方でした。
今回の参加者の中でも、NPO法人の指定管理者は、
数名ではなかったでしょうか?
私たちのグループのテーマは、「夫婦喧嘩かDVか?」でした。
実際の対応での(壮絶な)事例を聞きあい、結論的には、
「DVを含む相談の一元化、『総合的な窓口』が望ましいが、
最初の対応をする人こそ、専門的知識を持った専属の人、
専門家がしていくべきではないか?」でした。
官民協働の「仕組みづくり」と「的確な棲み分け」、
そして、それぞれの立場での「真摯な取組み」が必要な
喫緊の課題は、今の社会に多々ありますが、
「DV」の問題は、それが最も機能しなければならない分野の
一つだと感じました。