「本」を通して「人」と出会う(その1)

センターのライブラリースペースには
小説や絵本を含め約3,000冊の本が並んでいます。

いわば「地域の資源」でもあるこれらの本を使って
川西のまちのユニークな人や活動を紹介できたらいいな…
4月16日(土)〜5月15日(日)まで開催した
『会いたくなる本棚』展はそんな思いから始まった企画でした。

こどもがのびのび遊べる「プレーパーク」をつくろうとしている人
同じ地域の同じ年代の仲間と“お父さんの会”を立ち上げた人
会社員のかたわらワークショップデザイナーとして活躍する人…
川西のまちにはユニークな活動をしている素敵な人がたくさんいます。

今回は15人の方が選んでくださった16冊に
それぞれのコメントをつけたオリジナルの帯をつけて展示しました。

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■ 『ぎゅっ』
作・絵:ジェズ・オーズバラ(徳間書店)
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絵本のなかに出てくる言葉はほぼ「ぎゅっ」だけ。
楽しい「ぎゅっ」、寂しい「ぎゅっ」
嬉しくなった「ぎゅっ」が出てきます。
長男が小さい頃は
寂しい「ぎゅっ」の時一緒に泣きそうになっていたのに
長女は同じページを
その後の嬉しい「ぎゅっ」が来るのをわかって
ワクワクして見ている。
母は子の個性を楽しんで読んでいます。

【紹介者】 延命寺陽子さん
キセラ川西プレーパークの会 代表

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■ 『元気になる会議
ホワイトボード・ミーティングのすすめ方』
著:ちょんせいこ(解放出版社)
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ファシリテーターをやるのは「なんだかコワイ」と思っていた私に
「デキルかも?!」を与えてくれた一冊です。
ドキドキしながら、ホワイトボードに向かう
あなたの背中を優しく押してくれること間違いなし。
誰でも使える魔法のフレーズつき!

【紹介者】 山本 淳さん
ワークショップデザイナー
小学校から大学時代までを川西市清和台で過ごし現在は日生中央在住

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■ 『自分の感受性ぐらい』
著:茨木のり子(花神社)
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小気味良く、潔く、本質を射抜いた厳しさと温かさに包まれて
自分の軸がととのっていく感覚。
読みながらハッとして
読んだあと自分で自分を大切にしようと思える
人も自分も甘やかさずに愛することができる言葉が詰まっています。

【紹介者】 田尻紗津さん
猪名川町在住 デザイン業や講師業など色彩をベースに活動
最近のテーマは「皆のできるを集めてつなぐ」

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巷に溢れる「いいね」より、本当に自分が「いいね」と思うことを信じて生きる
そんな気持ちにさせてくれた本です。
社会や時代がどうあろうと、 何が好きで、何が大切で、自分はどうしたいのか
ようは生きる指針ぐらい自分で決めろ。
自分を信用して生きていくことの勇気と大切さを改めて気づかせてもらいました。

【紹介者】 能勢ノブユキさん
NOMA主宰・映像ディレクター
仕事場の一部を開放し、ニット作家の妻と二人で、地元クリエイターを紹介する様々なイベントを開催しています。

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その2に続きまーす(少し待ってネ)