「くらし」はいつでもクリエイティブ!

(※男女共同参画センター情報紙の掲載記事を紹介します)

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■ 「くらすこと」を学びあう
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ワイワイ、ガヤガヤ…さまざまな世代の女性たちが
家計簿の内容について話し合ったり
こども向けイベントの企画を練ったり
勉強会の報告をしたり。

それが終わるや会議室はフリーマーケットに変身!
新鮮な野菜や手作りのお菓子
古着や小物が並びます。
「川西友の会」さんの例会では
こんな光景が繰り広げられています。

衣食住や家計など、くらしにまつわる情報や
生活のさまざまなヒントを学び合う「友の会」。

明治生まれのジャーナリスト、羽仁もと子・吉一が提唱した
理念に基づき生まれたこの団体は100年の歴史を持ち
会員数は全国で1万8千人を超えます。

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■ 「自分の時間」は持っていい
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川西を拠点に活動しているメンバーは現在43人。

活動歴30年以上の阿部寿子さんは
2人目のお子さんが生まれて間もない頃
家計簿講習会がきっかけで「友の会」に加わりました。

当時は「主婦は家にいて当り前」の時代。
夫の帰宅も遅く、子育てに追われていた阿部さんは
1日24時間をどうやりくりすればいいか悩んでいたところ
友の会の活動に参加することで
生活のリズムが整っていったと言います。

そんななか、全国の「友の会」として
メンバーの生活時間を記録・調査し
日々の時間管理の改善に活かす「時間調べ」が行われました。

仲間の1日の時間割の中に
「休憩」という項目があったことに
阿部さんは大きな衝撃を受けたそう。

「どんなに忙しくても自分のための時間は持っていい。
その時間は作ることができる。
目の前の霧が晴れていくような感覚でした」

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■ 「くらし」と「社会」がつながる
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「友の会」を続けている理由について
阿部さんは「仲間がいるし、くらしの工夫
に終わりはないから」と話します。

「例えば家計簿でも、生活のパターンや家族構成が違うので
『これが絶対』というのはありませんが
お互いに見せ合うことで改善のヒントが見えてくる。

電気やガスの使い方を見直すことは
単に光熱費を下げるだけではなく
エネルギー問題にもつながっている。
日々のくらしと社会の問題は直結していると思うんです」

「私はもともと器用ではなく
あちこちぶつかりながら
いろんなことを学んできました。

失敗の経験も全て自分の財産になっているし
『友の会』を通じて仲間と共有することで
社会にも少しは還元できたかな」

どんな境遇にいてもくらしの工夫はできる
これからもボチボチ勉強を続けたいと
楽しそうに語る阿部さんの笑顔が素敵でした。

■ 「川西友の会」さんのご連絡先等については
パレットかわにし(市民活動センター・男女共同参画センター)まで
お問合せください。