(※男女共同参画センター情報紙の掲載記事を紹介します)

女性を対象にした「起業支援講座」を7月に開催しました。

今年度は、川西市・川西商工会・NPO法人市民事務局かわにし・
日本政策金融公庫の4者がタッグを組んだ
「ソーシャルビジネス支援ネットワークかわにし」と連携を図り
講座後もフォローアップする体制ができました。

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■ 自分の“強み”も“弱み”も味方に!
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第1部「わたしの一歩を踏み出そう!」では
自身も起業家である永里真由美さん
((株)マーレ 代表取締役)にお話をうかがいました。

「ワクワクしてしまうことや自分では当たり前のようにできる
そんな自分の“強み”を活かす一方で
“弱み”を克服するために発揮する能力の中に
自分ならではの商品がある」と永里さん。

まずは、「自分を知る」ことがビジネスを構築するはじめの一歩だと…。

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■ 熱意が最大の武器!
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第2部「わたしだけのビジネスプランを作ろう!」では
数々の事業支援を行ってこられた青木伸也さん
(日本政策金融公庫 神戸創業支援センター所長)に
お話をうかがいました。

事業を具体化するための事業計画書は
資金の借入や助成金などの申請にも欠かせません。

「読んだ人が思わず会いに行きたくなるような
思いのこもった計画書がいい」と青木さん。

“熱意”が支援者を味方につける鍵かもしれません。

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■ データから見る「起業」という選択肢
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「平成27年度版男女共同参画白書」(内閣府)で
起業者の開業直前の職業を男女別に見ると
男性は前職が「会社や団体の常勤役員」や
「正社員・管理職」である者が全体の6割を占めている一方で
女性は約3割にとどまり
前職が「非正規社員」や「専業主婦」といった
事業運営の経験が少ないと考えられる者が
3割近くを占めている、となっています。

また、開業の動機を男女別にみると
男女とも「自由に仕事がしたかった」が最も多くなっており
特に女性に特徴的なのが「年齢や性別に関係なく仕事がしたかった」
「趣味や特技を活かしたかった」などの割合が高くなっている
とあります。

こうしたことからも、女性にとっての「起業」は
女性が能力を発揮し
自己実現をするための手段となっていることがうかがえます。

国や自治体が地域活性の手段として様々な支援策を打ち出しているのも
女性にとって「追い風」になっているようです。

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■ 段階に応じた川西の女性起業サポート
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川西では、「ソーシャルビジネス」をサポートしていくための連絡体が
平成27年12月に誕生しました。

構成メンバーは「川西市」「川西市商工会」「日本政策金融公庫」と
市内の中間支援NPO法人「市民事務局かわにし」の4者です。

現在、このネットワークを活用したさまざまな事業が進行中で
今回の「女性の起業支援講座」もその一環です。

このようなネットワークがあると
起業後も各機関でのサポートが受けられるので安心です。

詳しくはスタッフにお尋ねください。