平成22年10月27日(水曜日)
今年度2回目となる
「押部谷町の今後を“農”と環境から考える会」集会を開催しました。
今回は、「押部谷町の農業振興」をテーマに
農業に関して日頃感じておられる問題点などを
お聞かせいただくとともに、農業振興の方向性、
課題の解決方策などについての意見交換を行いました。(%ニコ女%)(%エンピツ%)
集会では押部谷町の農業の現状・問題点について
意見をいただきました(%ニコ男%)(%ニコ女%)
(%赤点%)稲作について
・価格の低迷や農業従事者の高齢化などの問題もあるが、米の生産調整により、
水稲の作付面積が制限されていることが一番の問題
・木津、木幡、細田などではイノシシが稲作を荒らしている
などの意見がありました。(%エンピツ%)
(%赤点%)野菜について
・アライグマが野菜を荒らしている
・野菜価格が低下しているため専業農家としては厳しい状況。
農業だけでやっていくのは難しい
・田を畑に変えて学校給食用のにんじん作りをしているが、
去年は収穫期に雨が降ったため、品質的が悪く、規格外が多かった。
今年は暑い日が続き半分しか発芽しなかった。継続した取組みが難しい
などの意見がありました。(%エンピツ%)
(%赤点%)花きについて
・盆や彼岸の前の数日間だけ高値となる。
しかし、天候に左右され、開花時期が消費者需要と合わず
売れ残ってしまうことがある
などの意見がありました。(%エンピツ%)
(%赤点%)果樹について
・収穫時に仕事が集中するため、労働力の確保が大変
などの意見がありました。(%エンピツ%)
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また農業振興に向けた課題解決方策についても
意見をいただきました。
(%緑点%)集落営農・農業機械の共同利用(%緑点%)
・5反程度であれば、コンバインなどは、1年間のうち1〜2日しか使用しない。無駄な投資となる。トラクター以外の機械は1軒ずつ持たないというのはどうか
・機械の共同化を進める場合、初期投資はどうするのか
・3〜5反の農家が集落営農を持ちかけても聞いてくれない。
1町くらいの農家が集落営農を考えて欲しいと声を出せば、早く進むのではないか
・養田の機械利用組合は規模を拡大し、集落営農化しようとしている。高齢化で荒れた田を組合で管理していきたい。また稲作だけか、野菜も作るのか検討中である
(%緑点%)押部谷町の農業の経営モデル指標が必要(%緑点%)
・押部谷町の平均的な経営規模、作業人数等を考えたうえで、
どれくらいの収入があるのかという実態的な数字が欲しい。
後継者に託すには最低限度食べていけるだけの収入が必要。
押部谷町全体でどのくらい農業収入があるのか把握すれば、
後継者の必要人数もわかるのではないか
(%緑点%)兼業農家が主。兼業で農業を守っていく仕組み(%緑点%)
・押部谷は兼業で収入を得て、赤字で農業を守っているのが現状。
いくら農業を振興させても、豊かな生活は維持出来ない。
兼業で農業を守っていける仕組みが必要
・専業で農業を守るなら、押部谷全体では農家の数を減らさないといけない。
専業が成り立たないのであれば、兼業で稼いだお金で、
環境面から農地を守るのはどうか
・兼業が多いので農業に重点を置けない。
年齢の問題もあり、魅力ある農業というのは難しい
(%緑点%)人材の不足(%緑点%)
・現状青年部は10名。農業と青年部活動の両立が難しい状況
・中心となる人材が必要だが、みんな勤めていて色々制約がある。
退職すると時間はあるが年金生活だ
(%緑点%)その他の意見(%緑点%)
・集落の農産物をブランド化してはどうか
・農業はしておらず、人に託している。後継者もいないので農協に相談している
・直売所同士が競合している状況。安くしすぎると農家が厳しい
などの意見がありました。
(%ニコ男%)(%ニコ女%)
次回は
生活環境改善、自然環境保全をテーマに
集会を開催します
(%笑う女%)(%エンピツ%)