まちづくり政策室 都市・交通政策課の方に、市役所内に貼ってあるポスターから「地産地消」の活動に目を止めて戴き、私たちの川西【気づきの授業】ゲストチィーチャーの要請を受け、10月24日桜が丘小学校にて5年生2クラスに「地産地消」について話をさせていただきました。

川西の特徴、生産地の分布、地元産を購入することがまた地元で生産出来て購入できることになるという「地産地消」について、産地表示、品質表示、アレルギー表示などをお菓子の表示から説明、里芋と小芋の違いなど盛りだくさんに話をさせていただきました。

多くの事を伝えたいと欲張るから要点がぼやけてしまっていないか、伝わったのかとても心配になり途中で先生に「伝わっていますか?」と尋ねてしまいました。
「大丈夫、食いついてくれてます。」のお返事にホッとして務めさせていただきました。

子供たちに、炊いた新米で、個々におにぎりを作ってもらい、さといもを「衣かつぎ」にして、カツオと昆布でだしを取ったものでお豆腐の味噌汁を食べていただきました。
緑にほうれんそうの胡麻和えを差し入れしました。

子供に新米と古米になったものと食べ比べをするからと聞いて、新米だからそのままでよいのに、よりはっきりと分かって欲しいと小さく芯米にして提供して下さいました。ビスタにとって初めての事なので、思い切り力を込めてくださったようです。

味の差を見てもらうだけのつもりが、炊飯器のふたを取った途端に「いいにおいがする」「いつもと違う」と声が上がりました。
何も言っていないのに気付く子供の感覚は素晴らしい。

ラップにご飯を好きなだけよそっておにぎりに。
スタッフがそばに行きおにぎりの握り方を指導しました。

一人米1合の割で準備しましたが、「味が違う」「おいしい」と好評で、残ったものもお土産用のおにぎりになりました。

里芋は蒸すことで皮がスルっと剥け、ぬめり成分などすべての栄養が流れ出ずにうまみとして残るので、子供たちは、簡単に向ける様子に「簡単にむける!」「おもしろい」と歓声が上がり、口に入れては「おいしい!!」とまた歓声を上げて、余っている芋を探していました。喜んでくれて良かった。 
担当さんが買ってきてくれた冷凍の里芋も蒸して食べ比べて貰いましたが、「うわ〜」という表現で、生から蒸した芋のほうを喜んでいました。

自然のままの本来の味を覚えていて欲しいですね。

里芋生産者は焼き夏野菜のカレーの催しでもカボチャなど提供いただいた方で、「子供たちにおいしい大きな芋を」と考えてくださり、蒸す時間と蒸し器の関係で手ごろサイズを望む私達の間で悩まれたようです。

消費者に、市民に、子供たちにと、いつも、快く協力して下さる川西市の生産者の方には心より感謝しております。
しっかりとした考えをお持ちなのに、人前ではなしをすることが苦手な方が多く、子供たちに楽しみながら係わって頂く機会が作れたらと思います。

都市交通課の中都留さんが学校側と調整してくださり、現場である家庭科室や機材確認を念入りにでき、炊飯器等の手配、調味料やラップなどの資材の購入をかって出てくれたので、メンバーに負担をかけなくて済みました。

「子供の反応が良かった、おもしろかった。」
「よい啓発が出来て良かった。でも歳が行っているから疲れたわ。」
「共同購入している生産者の方々の米の素晴らしさも披露したかった。」
メンバーの感想です。

子供の感想として、学校側から2クラス分戴きました。
キーワードのごとく、子供たちの感想の中に入っていました。
中には、話が分かりにくかったと辛口の意見を書いてくれた子も有りましたが、
新米のおいしさを、冷凍小芋との味比べで生の芋のおいしさをあげていました。
地産地消について、表示について改めて記述してくれていなかったので、これからに期待します。

桜が丘小学校での授業の資料として、近畿農政局、消費安全部、消費生活課より、
【いちばん身近な「食べもの」の話】 のパンフレットの提供を頂きました。

農業行政からのパンフなので、消費者側と正反対ですが、分かりやすい表現がされているもので、数字などは変わることがないので、子供たちにと思いました。

目線を消費者側からに作ってもらえれば、消費者協会や活動団体などが「地産地消」「食育」の啓発をする時に利用しやすいかと思います。

わざわざ京都から送ってくださり、有難うございました。