学習会「お米について学ぶ」〜稲・種もみの仕組みは?

「お米について学ぶ」〜良質のお米を未来の子どもたちに〜
講師 お米の勉強会 代表 村山日南子さん

H26.6月28日の講演会がパレットフェスタにおいて開催しました。

参加人数27人、配布レジメ33部、アンケート回収14枚。

会場の声もアンケートでも、とてもよかったと好評でした。

「お米の会」は自分たちの自身の力で食べ物・農林水産業・環境を良くしようと活動。
種を考えたきっかけは、気候変動と生物多様性について学んだこと。

・F1について
F1は良い性質のものを1代だけ出る種を作る。出来た種は、同じには出来ないので種は毎年買わなければならない。
昔は、山あいで種を取っていた。今は海外で種を取っている。

・米の品種について
在来種の種もみを集めて80種ほど作ってもらった。
紅いのげのある人の背丈を越える長身のお米から、のげのない背丈の低い稲穂へ
(稲の見本を見せながら説明してくださった)
お米の食べ比べでは、「朝日」が飛び切り美味しかった。兵庫県の在来種を復活させようと、つくばの国立ジーンバンクから取り寄せて作ってくれた「名倉穂」も好評だった。

講演をとても早くに切り上げてしまわれたので、質問時間をたっぷりとれる懇談会に近いものとなりました。

F1とは何か?と質問して下さる方があり、会場の人に紹介啓発できる講演会を開けてよかったと思いました。

短時間にまとめられていたのでポイントがはっきりし際立ち、共感の声が沢山ありました。良かった!!

○アンケートより
・現在の現状を皆が良く知って、再び在来種を増やすことを生産者も消費者も心して行くことが大事と思う。
・自分の国の食べる者は国民が決めると言う考えを広げる。
・日本も種の確保の自立にもっと力を入れないと思う。
・③人間の味覚が、物を選べるようになることも大事。生産者も消費者も変わらないといけないと思う。

*ビスタ生活学校は、関わる人たちが地産地消・食育・消費者問題などで、自分自身の目と教養を養い、疑問に自分で気づき、自分で考え、自分で選び、決定し、自分自身で行動できる人であるよう応援し育て合う場でありたい。