遅くなりましたが、和亀保護の会の活動(ため池の自然を守る〜カメ類の捕獲調査と外来種の駆除〜)を報告いたします。
11月3日(祝)
高砂市北脇新池の池干しイベントに参加し、カメ類の棲息状況を調べ、外来種のミシシッピアカミミガメを駆除しました。
イベントはまず主催者や来賓の挨拶、地元の皆さんの太鼓の演奏から始まりました。
池周辺の清掃をした後、お待ちかねの池の生き物のつかみどり。
残念ながら、泥んこになって魚やカメをを捕まえる子供は見られませんでしたが、前もって網で捕まえられた池の生き物には興味津々。カメの入れ物周りにも子供たちが集まりました。
あまり時間がなかったため、この時捕獲できたカメ類はクサガメ7頭、ミシシッピアカミミガメ3頭、イシガメとクサガメの雑種1頭でした。
イシガメとクサガメの雑種は古くから「ウンキュウ」といって稀に見られましたが、近年は頻繁につかまるようになりました。イシガメの数が減ったことにより、同種で交尾相手を見つけられず、雑種が生まれたと考えられます。大変心配な事態です。
写真は見つかった雑種。イシガメとクサガメ両方の形質が見られます。なおこの時はイシガメは捕獲できませんでした。