アグリセラピー2011@太子【第4回】

5月28日(土) アグリセラピー@太子
春のテーマ 『自分という種を知り、目覚める春』

>●午前 特別講義 「牛尾武博を学ぶ」
 〜タネを知らずして農は語れない〜
兵庫県神崎郡市川町で循環型の有機農業をされている牛尾さん。先月の神戸での講義に引き続き、今回は太子で講義をしていただきました。

熱心に、いきいきと、本当に嬉しそうな表情でお話をする牛尾さん。聴いているこちらも自然と笑顔がこぼれます。

景色や匂いさえ感じられそうなエピソードを交えたお話に、自然と聴き入ります。

思いもよらず、リバーグリーンレタスのおみやげまでいただきました!

みんな大喜びで、さっそくいただきます。採れたてでみずみずしくしっかりした葉っぱからは、やさしくもたくましい味がします。美味しいレタスでした!

講義を終えて、受講生の方からは、

・いのち(種)をつないでいくことは大切なことだと感じた。レタスの入った箱が開いたときにいい香りがフワッと漂ってきて、消費者に喜んでもらえる新鮮でおいしい野菜をつくられているんだと思った。
・混沌とした現代を生き抜いてていくために、自分の核となるものをしっかり持っておくことが必要なんだと感じさせられた。

といった感想が出ました。

牛尾さん、貴重なお話の数々、そして、レタスのおみやげまで、本当にありがとうございました!

●午後 畑実習
梅雨入りと台風の接近が重なって、この日は朝から雨。午後も雨の勢いは弱まらず、畑での作業は次回に引き継ぐことにしました。
午後は、じっくりと時間をかけて、これまでの本講義の振りかえりと、いま各々が感じられていることのシェアをしました。

それぞれが自分のことをさらに少し深く掘り下げられたようで、雨でしたが有意義な時間が過ごせました。

お天気ばかりは何ともなりませんが、次回は良い天気でみんなで畑で楽しく作業できるといいですね!

●アグリスタッフの感想
多品目生産による野菜セットや端境期をなくす品種選定など、産消提携による有機農業技術と経営の確立はもとより自然との遭遇を楽しみながらの暮らしぶりは、農的暮らしを目指す自分にとってとても参考になりました。自分も多様な生物をもっと意識していきたいと思いました。(カノタク)

牛尾さんのまっすぐなその目線から、農業が本当に好きで、消費者の方に喜んでもらえる野菜をつくることに日々喜びを感じ生きている牛尾さんの生き様を改めて感じました。牛尾さんから感じたことをゆっくりと、でもしっかりと腑に落として、そこから自分の生き方をさらに見つめていきたいと思います。(ソラ)