「人々に思いやりの心と生きる勇気をしっかり伝えた彼女のこと」

重い障がいや難病などの病気を乗り越えてその人らしくいのち輝いている人がたくさんおられます。
その人たちの生き方は多くの人々に勇気を与え、いのちの大切さや人間としての優しさを教えてくれます。
2009年秋、一人の若い女性が、重い障がいと向き合いながら苦難と愛に満ちた24年の生涯を閉じ、天国へと旅立ちました。
私たちは、障がいがあっても日々努力をなし続け、人々に思いやりの心と生きる勇気をしっかり伝えた彼女の意志を継いで、障がいのある人たちを中心に、参加したすべての人が心をかよわせる「いのちのうた音楽祭」の開催等、音楽やアートを通じて潤いあふれる福祉のまちづくりを推進する活動を始めたいとの想いから「いのちのうた」を作りました。

そのきっかけとなった彼女が神の御許に戻り、2回目の記念日がやってきました。

毎日、この素晴らしい風景と会話をしながら彼女はここにいるのです。

お父さんが来ます。

お母さんが来ます。

友達が来ます。

大好きだった人も、来てくれます。

今日はみんなと一緒に、篠山の山間に美しく流れるチェロとキーボードとお父さんの歌声を心地よく聴きます。

陽の光の中で、みんなが家族のようです。
神さまが与えてくれた宝石のようなひと時でした。

〜献奏〜

G線上のアリア(バッハ)
わんわん物語より「ララルー(ディズニー)
子どもの情景より「トロイメライ」(シューマン)
ジプシーの歌より「わが母に教えたまいし歌」(ドボルザーク)
ゴンドラの唄(中山晋平)
主よみもとに近づかん(讃美歌320番)
白雪姫より「いつか王子様が」(ディズニー)
遥かな友に(磯辺 俶)
キリストにはかえられません(讃美歌第2編195番)
アメージンググレイス(讃美歌第2編167番)

演奏:後藤 敏子(チェロ) 伊与田 令子(キーボード)
語り:樗木 真美