5月20日(月)、【篠山で楽しく暮らしたい(隊)】の仲間で結成した【クリンソウを見に登りたい(隊)】13名は火打岩(ヒウチワン)に集合し、火置弘さんの先導で御嶽登山にチャレンジ開始した。
昨日の雨で足元が緩んで滑りやすかったが、慎重に一歩一歩ゆっくりと登り始めた。階段の続く最初が急勾配なこともあり、マイペースで登ろうとそれぞれが意識した。
休憩しながらゆっくりと登るグループと、比較的健脚なグループとに分かれたが、途中で合流しながら、【クリンソウ自生地】を目指した。
左側に分かれて「クリンソウ」、右に上れば「頂上」へとの表示板が見え、いよいよ楽しみを抱えながら歩んだ。この多少の下りは、帰るときには上りだなどと、笑いながら進んだ。
「クリンソウ」の幟が見えるのと、沢に「クリンソウ」が見え始めたのとほぼ一緒で、山の中には不似合いなほどの明るい花の色が感動の第一歩だった。更に進むと、ちょうど御嶽の頂上が見えるポイントが花畑になっていて、そこで整備に廻っておられる「クリンソウを守る会」のメンバーさんに出会った。
水気の多い所で、かつ一定の明るさも必要としているのだろうか、群生している所は、自然との調和を感じることができた。昔、修験道として盛んな時代にも「クリンソウ」は咲いていたのだろうかと想像もしてみた。自然の中に溶け込んでいる所に、ズカズカと侵入する自分たちは「クリンソウ」にとって、敵かもしれないとチョッピリ反省し、自生する群生「クリンソウ」に感動しながら、記念写真を撮った。
グルリと廻って、高台で「クリンソウ」を見下ろしながら、簡単な昼食をすませ、下山することにした。
良くこんな坂道を登ってきたなと、自分自身を褒めながら、注意深く膝を労わりながら下山を続け、無事何事もなく出発時点に戻った時は安堵感と満足感で一杯だった。
一応解散することとし、時間に余裕のある人は、メンバー矢野さん宅に寄らせていただくこととした。帰路、【大たわ】からの下り道で、「藤」がたくさん見られ、その美しさにも感動することができた。