「視覚障がい者と共に生きる 盲導犬 とふれあおう」

NPO法人自立生活サポートネットワーク 人権啓発事業

「視覚障がい者と共に生きる 盲導犬 とふれあおう」

2013年7月6日(土)、篠山市民センターで1時半より開催されました。

まず最初は江坂さんが理事長からのごあいさつ文を代読。

本日は只今盲導犬になる訓練真っ最中のプラムちゃんが来てくれています。

公益財団法人関西盲導犬協会の久保ますみさんから盲導犬についてのお話がありました。

現在全国に視覚障がい者は約40万人。
視覚障がいに至る原因として、緑内障・糖尿病などが多い。

視覚障がい者のかたが持つ白杖の先は赤くなっている。
なぜならば、雪の上では、白は目立たなくなってしまうから。

盲導犬は1日に仕事している時間を合わせると、1時間ほど。
あとは、ユーザーを寝て待つ。

盲導犬にとって、よく寝られるということも、盲導犬になるための大切な条件だそうだ。

生後1年はパピーウォーカーのもとで、立派な成犬になるまで、人間社会のマナーを教えられながら育ちます。

そして1歳から8〜10か月間、訓練センターで「寮生活」を送り、盲導犬に合っているかどうかの適性をよくチェックされます。

そんな訓練を乗り越えて、盲導犬になれるのは10頭中平均3.5頭。そして、盲導犬1頭当たりの育成にかかる費用は約300万円。

その費用は9割が寄付と募金に頼られています。

狭いところは、盲導犬が通れても、ユーザーが障害物にぶつかるところは迂回してぶつからないようにします。

盲導犬は信号をユーザーに教えてあげることができません。

視覚障がい者の方は、周囲の車や人の流れる音や方向で、今信号が赤だとか青だとかを判断されているそうです。

周囲が蝉の声や街頭演説の声等で騒音が激しい時は、判断に困られることもあるそうです。

そんな時は「なにかお手伝いしましょうか?」とお声をかけてから、そばに行き、左肘か左肩を持ってもらい、半歩前を歩くようにして誘導してあげると良いそうです。