緑がかった色合いが魅力の青磁ー王地山焼
あなただけの型皿を手作りしませんか
王地山焼は、江戸時代末期の文政年間(1818〜1829)、当時の篠山藩主であった青山忠裕(ただやす)が開いた藩窯で、京都の陶工欽古堂亀祐を招いて技術指導を行い、青磁・染付・赤絵といった中国風の磁器を生産したことに始まりました。
最盛期の嘉永年間(1844〜1853)には、幾多の気品ある作品が焼かれましたが、明治維新後の廃藩置県で篠山青山藩が消滅するとともに廃窯となってしまいました。
それから100年以上の時を経た昭和63年(1988)、ゆかりの地—王地山に陶器所が復興されました。以後、かつての王地山焼の特徴である緑がかった光沢をもった青磁・染付・赤絵など多くの作品が生み出されています。
「丹波青磁 篠山藩窯 王地山焼」、その優美な磁器作りにチャレンジしてみませんか。
土型づくりから型押し、釉薬かけ—
王地山焼の全工程を体験いただきます。
①7月27日(土)土型を作る
やわらかい粘土をこねて、反転させた形を意識しながら、おおまかな土型を作成します。
②8月3日(土)土型を掘る
乾かした土型に、彫刻等などを使って模様を彫刻します。彫りあがった模様が反転されて、小皿に写されます。
③8月10日(土)型を抜く
素焼きして完成した土型を使って型を抜きます。
④8月24日(土)釉薬をかける
陶器所で成形、素焼きした作品に青磁釉をかけ完成します。
⑤8月31日(土)完成、引き渡し
完成した作品を見ながら、王地山焼づくりを振り返ります。
【受講者募集中】
講師:王地山陶器所 陶工
募集人員:10組(親子二人で一種類制作) ★お一人さまでの参加も歓迎!
日時:平成25年7月27日(土)〜8月31日(土)まで全5回
全5回午後13時〜16時(工程により時間が異なります)
参加費:親子二人一組で5,000円(粘土・釉薬・焼成費を含みます)
持ち物:彫刻刀、エプロンまたは汚れても良い服
場所:王地山陶器所 華工房
主催:篠山市歴史文化活用実行委員会・一般社団法人ノオト
【お申込み・お問い合わせ】
王地山陶器所 TEL:079-552-5888
一般社団法人ノオト TEL:079-552-7373