第4回篠山市ふるさと俳句会 選考の結果とお礼

6月募集の「ふるさと俳句」は、季語を 『青葉』、『ほととぎす』とさせていただいたところ562句の多くの投稿を頂きました。佳句が多く見事な作品ばかりでしたが、慎重に選をさせていただきました。

入選句につきましてはPDFファイルをご覧ください。

デカンショ節に乗せた篠山の町づくりが、日本遺産の認定をうけ、益々注目の篠山となりました。今後は「篠山俳句ラリー」などにも取り入れた企画も検討してまいります。引き続きのお引き立てをよろしくお願い申し上げます。

≪最優秀賞句≫ 
せせらぎに耳をあづけて青葉風 (土田冨美子)

【優秀賞句】
登り窯青葉の山を這ふごとく (小林敦子)
歌ひ継ぐデカンショ節や里青葉 (斉藤利明)
一人ずつ渡る吊り橋青葉風 (北澤稠民)
心まで青葉に染まる渓住い (尾嶋八栄子)
濠めぐる人や青葉の影を着て (美濃敏子)
老木のなほ渾身の青葉かな (昌本哲)

(入選句)
里山の樹々ふくらみて青葉風 (高見平次)
青葉風牛ゆるやかに反芻す (前田しげ子)
青葉山ロープウエイの影走る (酒井八重子)
鳥語降る青葉明かりの大書院 (濱野有希子)
ほととぎす開け放たれた寺屋敷 (土井和子)
棚田より青葉の匂う水の音 (山鳥照美)
千年の杜ひびかせてホトトギス (西井雅子)
山青葉湧きて御空をおし上げる (波多野敏治)
産土の杜の深さやほととぎす (杉本冨美子)
廃校に残る石文ほととぎす (上山玉美)
一山を隠れ家とせしほととぎす (錦谷千世子)
青葉映ゆ水田に逆さ丹波富士 (柴田房代)
今しずむ夕陽に染まる青葉かな (加来美保)

【連絡先】 篠山市俳句協会 会長 松葉久喜
 〒669-2345 篠山市東岡屋63-9