NPO法人大山捕獲隊「活動報告」(2015年10月20日版)

NPO法人大山捕獲隊「活動報告」(2015年10月20日版)

今月は、一頭の個体を捕獲しました。

久しぶりに極小な月を過ごしました。

各地域においても、被害の情報は無かったようです。

【通算149頭目】

■アライグマにも「獣道」ってありますよ。

この場所(写真)は篠山市大山谷と云って、R176から高倉・石住方向へ入る右手の山すそなのですが、2011年11月6日に第1号を捕獲してから、この捕獲個体で33頭目を捕獲したことになります。

■柿が熟するこの時期が、出没盛んな時期です!

アライグマの捕獲適期は、7月頃(子連れ&幼獣出歩き時期)と、10月〜11月(柿の熟する時期)の2回がポイントになります。
特にこれからは冬季に向かって、圃場や自然界にもエサが枯渇する季節に移り、この時期の柿は最高のエサになります。

■アライグマって、夜に徘徊してエサを追い、昼間は巣の中でゴロゴロしています。

夜の七時頃に出かけて、翌午前4時頃に巣に戻ってくる夜行性の動物です。
しかし、人気の無い安全な畑などでは、夜が明けてもしばらくエサ(イチゴやスイカ等)を喰い荒して行きます。
また、家屋侵入等の被害に遭っている時は、その侵入口を昼間に防ぎますと、個体が建物内に居る時にフタをするような格好になり、更に被害を拡大させる場合がありますので注意が必要です。

2015年10月20日版
指導・監督:兵庫県森林動物研究センター
活動支援 :篠山市農都創造部
後方支援 :篠山市猟友会

【発行先】NPO法人大山捕獲隊
記載責任:西牧 正美
住 所:〒669−2803 篠山市大山上432 ℡:079-596-0254