「伊能忠敬笹山領探索の会」新聞(第8号)
五国の魅力を磨き、歴史を振り返る伊能忠敬・五国の足跡フォーラムin笹山領
○平成30年9月23日(日)・24日(月・祝)開催
□五国を測る(行程ルート・宿泊地) 摂津・播磨・丹波・但馬・淡路
□映画上映「伊能忠敬 −子牛線の夢ー
伊能忠敬、第二の人生をかけた挑戦。
長年の《夢》でもあった子牛線1度の正しい値を求めて。
□五国の活動報告
但馬:「伊能忠敬但馬を測る」加賀見 省一(豊岡市)
会場から:「鉄鎖づくりにひと工夫」芦田 宗夫(丹波市)
丹波:「8人8色 忠敬を歩く」芦田 八郎 ほか(丹波市)
丹波:「伊能忠敬笹山量測量の道」加賀尾 宏一(篠山市)
摂津:「伊能忠敬 三田測量の道」廣山 雄一(三田市)
播磨:「伊能忠敬・多可の道プロジェクト」安平 勝利(多可町)
会場から:「身近に忠敬を尊敬してきた測量士」藤井 省三(多可町)
播磨:「加古川の輝く地域再発見」豊崎 淳二(加古川市)
播磨:「体験!伊能忠敬の歩いた播磨みち」高塚 洋(高砂市)
淡路:「伊能忠敬一行の淡路島・沼島の測量 -第6次測量隊と、淡路島・沼島の人馬割本役・庄屋ほか-」廣田 晋也(淡路出身)
□交流会(於:ホロンピアホテル)
五国を越え、また遠路から42名が参加。和やかな懇親会。高塚氏による司会進行。
【伊能忠敬ゆかりの地に篠山市が選ばれる】
【伊能忠敬没後200年記念事業に招かれる】
『伊能忠敬の足跡で五国がつながる』
伊能忠敬五国の足跡フォーラムin笹山が9月23日(日)、篠山市立丹南健康福祉センターで開催されました。
没後200年の機に県内各地で伊能さんの足跡をテーマに活動する8グループが一堂に会し情報交換しました。
最初の打ち合わせは3月、正直不安でした。最後は関係者のつながりで五国がそろいました。
一言では言い尽くせないすごいことで、伊能さんがおられたら感銘されたことでしょう。
「データの量からとても7分では収まりませんよ」
「どんなことがあっても7分でカットする。そうでないと後の発表が飛んでしまう」
パワーポイントのデーターの取りまとめは多可町チームが担当、その作業では大変気をもみました。
最終打ち合わせで、活動発表は7分と伝えていたからです。
当日はストップウォッチ片手に臨み、「7分が過ぎました」と言い続け、冷や汗ものでした。
やはり五国の足跡が一堂に会すると厚みを増しました。予測を大きく上回った160名もの参加者に確実に届いていきました。
やり取りの中で会場から意見をいただけました。
測量機器の鉄鎖を作られた丹波市8人8色のメンバーにその製法を教わりました。
伊能さんを尊敬する多可町の測量士さんはそれまでは一人の世界だったのが、プロジェクトによって地域で考えることができ、良かったとコメント、印象的でした。
意見発表の前には、映画「子牛線の夢」を観賞。伊能さんの役は今は亡き加藤剛が懐かしくもありました。
けっこう脚色されていましたが、全国を測量して回った情景が伝わってきました。
観たかった映画がやっと観られてうれしかったとの声も聞きました。
フォーラムが進行するにつれ五国の足跡は兵庫県政150年の「今」に篠山領地で確実につながりました。
伊能忠敬・多可の道プロジェクト 共同代表 小嶋 明
□標柱「伊能忠敬笹山領測量の道」をめぐるバスツアー
平成30年9月24日(月・祝日)9時〜17時
○標柱12基のうち、東コース、西コースと共に9基を案内
○参加者48名(男性23名、女性25名)
○標柱案内ボランティア27名
『伊能忠敬笹山領測量街道筋12地区」
ところ:大山・味間・西紀南・西紀中・岡野・城南・古市・今田・篠山城下・八上・日置
福住
○西コース:篠山城下(出発:畑案内人)→西岡屋(大路案内人)→西谷(久下案内人) →上板井(明山案内人)→追入(小林案内人)→大沢(波多野案内人)
→今田(大西案内人)→草野(酒井案内人)→宇土(佐圓案内人) →篠山城下(終点)
○東コース:篠山城下(出発:畑案内人)→糯ヶ坪(梶村案内人)→日置(向井案内人)
→福住(細見案内人)→宇土(佐圓案内人)→大沢(波多野案内人)
→上板井(明山案内人)西谷(久下案内人)→西岡屋(大路案内人)
→篠山城下(終点)
【伊能忠敬の歩いた西国街道・浜街道「播州播磨路を巡る交流会」に参加】
【今田小学生伊能忠敬を身近に学ぶ】平成30年1月19日(金)
【サンテレビ「秋の行楽は篠山 偉人の足跡を辿るバスツアー」】
平成30年10月17日(水)16時からの番組“4時キャッチに登場”に登場
『編集後記』文:加賀尾 宏一 写真撮影:畑 弘恵/山本 ゆう子
○発行:2019年(平成31年)1月1日
○編集:伊能忠敬笹山領探索の会
○住所:兵庫県篠山市乾新町202−2
○℡:079(552)2543