城下まち会館で開催された「折り紙ヒコーキの世界」の入り口には、「ささ山の空に紙飛行機を飛ばそう会」の大森代表のご挨拶が掲示されていました。
【大森代表のご挨拶】
今日は、「折り紙飛行機の世界」へお越しいただきありがとうございます。
66歳で毎日が日曜日になりました。時間に余裕がありすぎる日々を過ごすうちにインターネットで折り紙ヒコーキと出会いました。子どもの頃よく遊んだことを懐かしく思い出しお折ってみました。飛ばしてみると、折り紙ヒコーキと共に空中をふんわり飛んでいるようでしばし時間を忘れていました。
この事がきっかけで、ネットで調べて本を購入しいろいろ折ってみました。その内子どもの頃に友人と飛ばして競争したり、工夫した折り紙ヒコーキがうまく飛んだりした時の楽しさや喜びを思い出し、この思いを是非子ども達と共有したいと思うようになりました。
そこで今は休館していますが、(篠山)市立ささやまチルドレンズミュージアムでボランティアグループに参加して折り紙ヒコーキをおよそ8年間子ども達と楽しんできました。その間に日本折り紙ヒコーキ協会の会員になり、広島や奈良で開催された講習会に参加していろいろな折り方、飛ばせ方を学びました。
腕試しに2007年には福山市で開催された第3回全日本折り紙ヒコーキ大会に参加して、シルバーの部(65歳以上)の滞空時間競技で優勝、距離競技2位に入賞しました。今は、この時の記録の更新と、オリジナルデザイン機の創作、子ども達と楽しさを共有する時間を出来るだけ増やしたいと思っています。
日本や世界の先達の方々の優れたデザインの折り紙ヒコーキは、折り図にしたがって私が折りました。折るのも眺めるのも飛ばすのも楽しいものです。
オリジナルデザイン機は、先達のデザインを少し変えてみたり、折りの技法を組み合わして製作しています。ご高覧下されば幸甚に存じます。
私は、今年度は喜寿を迎えます。その記念として「折り紙ヒコーキの世界」を企画しました。子どもの皆さんも大人の方々は子どもの心に帰り、「折り紙ヒコーキの世界」を楽しんでいただけたらと心よりねがっています。
平成24年5月5日
日本折り紙ヒコーキ協会会員
大森和也