第5回いのちのうた講演会「トラウマは癒される」開催に向けて

当プラザの登録団体である「いのちのうた」主催の第5回講演会を企画した小嶋由貴子さんの記事が丹波新聞に掲載されていましたので、ご紹介しておきます。

なお、講演会情報は(こちら)に掲載しています。

【小嶋由貴子さんからのご挨拶】
 私は、DV VICTIM(被害者)でした。しかし、今は、DVサバイバー(立ち直り者)となりました。文字では簡単に書けるのですが、実際立ち直るには、本当に険しい険しい道のりでした。

絶えず襲ってくるPTSD(心的外傷後ストレス障害)の発作、元夫に見つけられるかも知れない恐怖、警察や裁判所、市役所等で受ける二次被害、仕事すらできなくなって、今まで出来ていた事ができなくなったことへの自信喪失。本当に多くの物も喪失しました。

しかし、私には1人娘がいつも支えでした。こんな何もできなくなった自分でも、娘のために立ち直りたいと願うようになり、裁判終わった後、大学院に行き、被害者の立ち直りについて研究していました。その時に、ヘネシー澄子先生とお出会いしました。

先生のセッションを受けさせて頂き、段々私のPTSDが治ってきました。クライアントは、治療者と信頼関係などなければ、なかなか治りません。私は、先生の多くの知識や施術はもちろんですが、先生のお人柄に癒されて行きました。この先生なら分かってもらえるという安堵感がいつもありました。

もう、先生とは6年近いお付き合いですが、離れていても(先生はアメリカ在住です)私の良き理解者でもあり、恩師でもあります。また、私が将来少しでも近付きたいと思える理想の援助者です。

今、先生はアメリカに住みながら、年に数回来日され、福祉に携わる者にご指導されておられます。里親事業、こんにちは赤ちゃん事業とアメリカの進んだ方法を日本に伝えてくださっておられます。また、日本のワーカーや勉強している者を、アメリカの現地で研修をさせるためにプログラムも組まれ、また通訳者もされておられます。本当にどこにそんなパワーがおありなのか、不思議です。

前置きが長くなりましたが、今回はなるべく分かりやすく『トラウマ』についてお話して頂くようお願いしております。今回、篠山でどんな方を対象にお話していただいたら良いのか分からなくて、今回は広い範囲で設定させていただいています。これからも、引き続き、継続して篠山で講演して頂けたらと願っています。

お話もですが、どうぞ、先生のお人柄に触れ温かい気持ちになって頂けたらと思います。
日曜日でお忙しい家庭のひと時かもしれませんが、滅多にない機会ですので多くの方が参加して頂けたら嬉しく思います。宜しくお願い致します。