起こった出来事は同じでも、それを幸せと感じるか、不幸せと感じるかについては、人によって癖があります。 例えば、阿修羅はいつもいつでも悲しかった神ですが、それは彼が悪いわけではなく、彼の運が悪いとか、生まれた時代が悪かったという話でもありません。彼には不幸せな瞬間を句読点とする癖があったからなのです。
逆にバカボンのパパの癖は「これでいいのだ」ですから、お日様が西から上っても楽しかった。
ロミオとジュリエットがめでたく結婚できていたとしたら彼らは幸せになったのか？
そんなこと誰にもわかりませんし、考える意味もありません。予め約束された幸せとか不幸せとかがあるわけないのです。私たちは皆、貴重な時間を消費して、結果ではなく経過を生きているのです。
幸せはお金と違い、貸したり借りたりできませんし、貯めていても利子は付きません。むしろ貯めれば貯めるほど不安が増えてしまいます。ですが、幸せは貰って増えるだけではなくあげても増えます。ですからいっぱい稼いだり使ったり貰ったりあげたりしながら、充実した時間を過ごしましょう。
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