僕がよく読む書物の著者の一人は村上春樹です。ただ、小説は元来殆ど読まないこともあり、彼のエッセイや紀行文などが専らですが。今もマラソンに自己を投影させたエッセイを読んでいるところです。
読んでいて小気味が良いといいますか、どことなくカジュアルさを内包しているようにも感じます。スイッチさえ入ればスラスラ読めるんですよね。表現がとても易しいわけでもないとは思うのですが。何故でしょうか?

「村上 春樹(むらかみ はるき、1949年1月12日 – )は、日本の小説家、アメリカ文学翻訳家。京都府京都市伏見区に生まれ、兵庫県西宮市・芦屋市に育つ。」(Wikipediaより)

村上春樹は兵庫県内にゆかりの場所があります。
高校まで兵庫県に居住していたので、探せば幾つもあるのでしょうが、有名どころで2箇所ほど。
1箇所目は出身校である、兵庫県立神戸高等学校。昭和初期に建てられた校舎のうち、正面玄関部分がのこっています。どことなくヨーロッパの古い城をイメージさせるデザインです。私自身以前近くに住んでいたことがあり一度見に行った事があり、ぼんやりと「“贅沢な”校舎だなぁ」と建物が経てきた時代の流れに思いを馳せつつ眺めていました。(キザかな・・・?)

2箇所目は芦屋市立図書館打出分室。旧芦屋市立図書館です。明治時代に銀行として建てられ、移築を経て今に至るようです。僕はここを去年の夏場に訪れました。石造りのやや小ぶりな建物に蔦が絡まっていて、それが涼しげな雰囲気を醸し出していたのを覚えています。ちなみに国の登録有形文化財に指定されています。(少し見えにくいところにそのプレートがあります)
こちらは村上春樹の他にも『博士の愛した数式』の著者である小川洋子も好んで利用していたそうです。

調べてみると、どちらも彼の著作の中で言及されているようです。(私自身は未読ですが)
興味のある方は訪れてみては如何でしょうか?どちらも趣がありおススメです。
(今の季節は暑さにご注意ください)
最後になぜこの2箇所を取り上げたかというと、私自身昔の建築好きで、これらの所を好き好んで行ったことがあるからです。

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