高解像度テレビ、後悔ぞぉ〜っと

先日、電気店にて「4kテレビ」なるものを見かけました。
噂には聞いていましたが実物を見られる機会に巡り合えたのでじっと見つめました。
50型の大画面には盛況に終わったワールドカップの試合録画が流れていました。

 今のハイビジョンテレビでは大画面になればなるほど画面がぼやけて見えてしまうきらいがあると思いますが、この「4kテレビ」とやらはピッチの芝生が「「「生えてるで!!!」」」と主張するかのごとくハッキリ見えます。観客のひとりひとりもクッキリしており、怖いくらいでした。

 さて、この「4kテレビ」は家電業界ではワールドカップがCSおよびCATVで4k放送された事により、昨今の消費低迷から買い替え需要の起爆剤として期待されていたようですが、地上波は4k放送ができないため、ある一定の買い替え需要はあったようですが、いまいち踏み切れない消費者が多いことも確かでしょう。

 そんな中、NHKでは「8kテレビ」なる「4kテレビ」の縦横解像度が2倍、総ピクセル数では4倍の規格を推し進めており、2020年の東京オリンピックによる買い替え需要を期待しているようで、この様子だと4kは短命、若しくは4kは普及するが8kは不発に終わる。など家電業界特有の規格争いに突入しそうな感じです。

 「東京オリンピックを8kテレビで見る」は確かに夢物語ですが、現実は「4k買ったのに8kも買うのか」という人や「4kで十分、8kは不要」という人や「8kまで待とう。4kは不要」という人など、お金がある人は常に買い換えて、他は買い控え組に分かれてしまいそうです。家電業界および放送業界は消費者に明確なビジョンを示してほしいですね。

 みなさんは新しいテレビ規格についてどうお考えになるでしょうか。

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