「嘘はついてもよいが、約束は守れ」と言う言葉があります。
これって、何が言いたいのでしょうか

約束は守ることに価値がある、その内容の是非は二の次という考え方です。
「約束は守れ」は、信用される人間になりなさい。そしてその信用を大切にしなさいと言っています。
信用を守り続けるために大事な心掛けがあります。それは「守れない約束をしないこと」です。
これが出来そうでなかなかできません。いい加減な「はい」より説得力のある「いいえ」の方が、数段難しいからです。

さて、「嘘はついてもよいが」の嘘の方は?
嘘は嘘ですから、本当ではありません。でもこの二つは○と×のような関係ではありません。
例えば、子どもの嘘、これは殆んど夢と同義です。彼らのパワーの源かもしれません。
それに、嘘と本当なんて簡単に入れ替わってしまうことなど、歴史が証明しています。
下手すれば、人間は自分に対してでさえ嘘をつきます。わかりにくいのですが、人間には嘘が必要
な時があるのではないか、試行錯誤の一種ではないか。そんな感じがしています。嘘と言う温泉につかるのも悪くないかも。ただし、入り浸ない程度に。

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