今日は、国民的映画監督、宮﨑駿の世界について書こうかと思います。
ナウシカ、ラピュタ、トトロ、数多くの名作を世に出した名監督ですが、彼のイマジネーションの凄さに感嘆しています。
映画のどのシーンをとっても印象的であり、個性的であり、夢のあふれたシーンはまさに驚きの連続です。
海外にも多くのファンを持つ宮崎作品の中でも、特に推したいのは、ナウシカ、ラピュタ、トトロの初期の三作品です。
科学文明の繁栄を極めた結果、腐海という負の遺産を相続させられる羽目になった未来人、ナウシカ達。その腐海の謎を解き明かそうという壮大な物語と、人はいかに生きるべきかという哲学的かつ現実的な問いの前に繰り広げられる人類の攻防。ファンタジーと戦記ものが合体したような、本当にスケールの大きい作品です。しかも、人の感情の描写は精密で、スケールの大きい中にも細かい物語の進行があり、感服します。
一方ラピュタは、少年の冒険活劇。こちらも設定は大きく、古代の科学文明の遺産、天空の城を巡って、軍と海賊、一人の少女が物語の糸を紡ぐ中、ただ純粋な少年の夢や誇りという気位で以ってその物語を走り切る少年パズー。中でも、要塞を破壊する悲しきロボット兵が目覚めるシーンは圧巻でした。どのシーンにも力がみなぎっていて、真似はできないだろうなという迫力があります。
もう一つ、トトロは、懐かしき日本の原風景を切り取った、不思議であたたかい、子供向けの作品でありながら大人も感動できる、ユーモラスな森の妖精、トトロととある姉妹の物語です。トトロの魔法で、木の芽が芽生えるシーンなどは、ささやかで本当に幸せな気持ちにさせてくれます。
そんなたくさんの夢をもたらしてくれた、宮崎監督と彼の率いるジブリの皆さんには、感謝と尊敬の念を持たずにいられません。
今日はそんなジブリトークでした。
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