★ 冬に、桜が咲く里・・・★
箕面の新稲(にいな)では、今、秋の終わりから咲き始めた“十月桜”が村のあちこちの畑などで咲いています。
ソメイヨシノの満開のようにハデではなく花も小ぶりで、チラホラ咲き、二分〜三分咲きの状態が春の初めまで続きます。
ささやかですが、まあ冬に咲いてくれているのですし、出会うとうれしくなります・・。
【写真】広義の寒桜(冬桜)の一種の“十月桜”
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★ 今はサザンカがピーク ★
初冬の今、満開なのはサザンカで、やはり村のあちこちで見られます。
赤やピンクの花は華やかで、見ていると身も心もぬくもります。
一方、純白の花は、すがすがしい気分になります。
【写真】畑に咲く赤いサザンカ
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★ 冬は葉ボタンづくりが盛ん ★
12月になると、新稲の畑では赤や白の見事な葉ボタンが見られます。
「新稲名物」なのですが、12月も半ばには、次々と姿を消し出します。
お正月の飾り用に、出荷されるのです。
【写真】赤い葉ボタン〜よく見ると、葉っぱが細かく縮む−ちりめん状の品種。
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「まだ残っている」とその美しさを喜び、あるいは変わり果てた姿にややガッカリする・・同時に農業が息づく気配をうれしく思う=ここが植物園や庭園でない−花や植木の栽培が生業(なりわい)の新稲を歩く魅力でしょう。
【写真】出荷のため、トラックに積まれていた葉ボタン。
上は、黄色い花のロウバイの花の束。
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★ 「府内で2番目に美しい村」・・・ ★
村を散歩させてもらうと、年中、様々な花とみどりに出会えます。
花と植木の栽培していたふん囲気が色濃く残り、豊かな花とみどりに包まれたのどかな農村風景を生み出しています。
「ここは大阪府内では、2番目に美しい村」−府内をよく知る箕面在住の府職員OBは語ります(1番目は、八尾市にあるそうです)。
ここで、クイズです。
「新稲の村一帯は駅から徒歩15分と便利なのに、なぜ 住宅街にならなかったのでしょうか?」
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答えです。
それは、何となくに・・ではありません。
村の人々がよく話し合って、この村に1軒ある若い後継者のいる専業農家を中心に地域農業を守る決断をされたからです。
【写真】手前は人々が集う貸し農園、向こうは新稲の集落・・。
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