今、箕面で市民ボランティアと行政とが協働して必死で取り組んでる里山などのドングリの木が次々と枯れる伝染病「ナラ枯れ」との闘いの様子が、テレビで紹介されます。
テレビ大阪(7ch)により、7/9(月)の『夕方17:13〜17:30の「ニュースビズ」にて放映される予定です。(約5分位の放映?)』(HP『山なみネット−掲示板』)とのことです。
【写真】箕面・瀧安寺(りゅうあんじ)裏山のナラ枯れ被害(昨年秋/箕面市HPから)
まだ単独の枯死木で、とどまってます。
箕面市のお隣りの高槻・茨木両市では、既に何百本・何千本の“全山”レベルの「ナラ枯れ」が発生!
箕面では、今のところ機敏な早期発見+徹底処理で、大きな被害にはなってません。
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平野部でも、箕面東公園(箕面市粟生新家(あおしんけ)2丁目)では、昨年秋に市民の通報で「ナラ枯れ」が発見され、伝染を防ぐため市が直ちに伐採・焼却処理しました。
【写真】平野部でも・・箕面東公園の「ナラ枯れ」で残された根株に、消毒薬(くん蒸剤)がまかれビニールシートで被われてます(右の点線の中)。
観察するのは、対策に取り組む市民ボランティアさん(NPO山麓委員会のナラ枯れ対策プロジェクトチーム/昨年10月撮影)。
「ナラ枯れ」の伝染は、風に乗って何km以上も移動する、小さな甲虫・木食い虫の一種のカシナガ(カシノ ナガキクイムシ)によって引き起こされます。
【写真】カシナガは、5mmぐらいの虫(大阪府HPから)。
かわいい?! いえいえ・・たくさん集まって木がまだ青々してる夏の間から枯らします。
箕面でも、コナラなどの落葉樹 & アラカシなどの常緑樹の両方のドングリの木で被害が出てます。
これらの樹木があると、平野の公園や鎮守の森にも被害が・・。
まず、紅葉の季節でないのに、山が真っ赤(真っ茶)になり、箕面では山なみ景観やハイキングの快適さに影響が出るでしょう。
直径10cm以上の木(高齢木?)が被害を受けやすく、当然、ドングリが大幅に不作になり、ドングリを食べる動物たちには、長年の大打撃です。
ドングリ生態系が、狂うでしょう。
今までの例では、3年目ぐらいに全山に及ぶよう・・。
箕面では今年が「ナラ枯れ」発生3年目。
果たして大被害の発生を防げるか、平野部に飛び火しないか・・重大局面です。
詳しくは、テレビで・・・。
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