.盛夏の街にはお花が少ない・・、半ばあきらめてたのですが、“さるすべり”を思い出し、早速、箕面の街へ・・。
戦前に開かれ緑の多い箕面4・5丁目なら・・と見当をつけて・・。
すると、あちこちのお庭に“さるすべり”が咲いてました。
【写真】“さるすべり”の赤い花を見上げる・・夏の光景
【写真】何とゆーても、この“フリルいっぱい”が大きな魅力!
【写真】白いお花も、涼しげに・・・
“さるすべり”の開花期は、「7月〜9月※」と長いようです。
3か月間=約100日間も咲くのですね。
※大阪管区気象台の観測では、今年の“さるすべり”の開花は8/6(平年値は7/12)。
長い開花+大木にならない+世話がしやすい → 庭木向きのようです。
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.あちこち回って、ついに生け垣が“さるすべり”というすばらしいお宅を発見!。
【写真】淡い紫のデリケートな色を交え、見事ですね(青戸さん宅)。
箕面5丁目9の青戸さん。桜並木通りの西南方面の静かな住宅地の一角です。
奥さんに「うまくデザインされましたね」とたずねすると、「いえ、買った時には、花は何色か分かりませんでした」とのことで、いわば偶然の妙・・。
【写真】和風のお庭に、今、たくさんの“ゆり”が咲いてます(青戸さん宅)。
奥さんは「高砂ゆりというそうです。お花の少ない夏に咲くので・・」とおっしゃいました。
“さるすべり”の花の色は偶然でも、夏向きの“さるすべりと”と“ゆり”との取り合わせは意識的ですね。
お花の少ない夏向きに工夫された、すばらしい“花のお庭”づくりです。
イングリッシュガーデンを超えた、“和風ガーデニング”の見事な夏バージョン・モデルといえるでしょう。
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