箕面・瀬川のセンダンの大木/伐採?保全?〜「産経」が大きく報道

.12/26付「産経」が、「伐採か 保全か」で揺れる箕面市瀬川の箕面川の川岸に立つ“センダンの大木”を大きく紹介してます(大阪・北摂版=20面)。
 

.このセンダンの大木の付近は、初夏にはゲンジボタルが飛びかいます【写真=11月撮影/右側には住民による“アドプト・リバー(河川愛護)活動”の看板が見えます】。

.ことの始まりは、川を管理する大阪府池田土木事務所が、治水上の理由で「全面伐採」をこの秋に打ち出したことです。
 確かに、ヒビ割れのある石積み護岸にそそり立つ姿を見ると【写真】、何らかの対策は必要でしょうね。

 現在、地元と府との話し合いが続いており、住民からは「(応急的に)必要最小限のせん定などをした上で、護岸を強化し残して欲しい」との声が上がってますが、府は費用が最も安い「全面伐採」の姿勢を崩してません。

.この7月にはこのセンダンの大木の下に子供たちが集まり、川遊びの会が開かれています【写真】。
 「子供の頃、この大木の下で泳いだ」と、年配の男性が話します。

 また、住民による「みのお川を美しくする会」(代表:市村さん)が、河川管理者の大阪府と協力した“アドプト・リバー活動”として、センダンの大木付近などの川のごみ拾いや、川沿いのプロムナード(散歩道)でのお花づくりをやってます。

 さらに、この会のメンバーなどを中心に「石澄川(いしずみがわ)センダンの大木を守る会」が作られ、活動を始めてます。

.センダンの大木が立つのは、箕面川と石澄川との合流点です。

 今、センダンは葉が落ち、かわりにきれいなクリーム色の実がいっぱいです。
 【写真・左】センダンを利用するコサギ(今年1月撮影/みのお川を美しくする会 提供)

※ なお、箕面のまちのみどりの魅力アップを目指す『プロジェクトみどり』では、広く市民にこの問題に関心をもつよう呼びかけてます。

 【プロジェクトみどり・事務局】