“お花のある冬景色”・・箕面・新稲村

.大阪の郊外・箕面市あたりの農村の冬景色といえば、「枯れ野」イメージですが・・。
 市の南部市街地の北西に広がる新稲(にいな)の農村(集落と田畑)を歩けば、あちこちにお花が咲く“ホットスポット”が見つかります。

 まず意外なのが、冬なのに“桜”がチラホラと咲くことです。
 「十月桜」と言って、秋〜春の間、つまり冬中咲き続ける桜です。
 春のソメイヨシノの満開に比べるとトテモささやかですが、「発見」すると心は温もります。

.村の中のあちこちで出会うのが、ズラッと並ぶ赤い“ナンテン”。
 日光に輝くナンテンも、やぱっし暖かな印象です。

 向こうの見えるお山は、六甲山ならぬ六個(ろっこ)山(又の名を松尾山)。

.新稲は、あちこちに“樹林”が見えるのが特色・・。
 絵になる風景ですね。
 今ある樹林は、何とか残して欲しいですね。

.村の中を歩くと、“サザンカ”や“ツバキ”のお花にも出会います。
 かなりりっぱなのが多いです。

.以上は今の季節の新稲の代表的な光景、ちょっと珍しいのが“ロウバイ”。
 村の中と北側の畑の中との2か所ぐらいに、まとまって咲いてます。
 ほのかに甘い香りが漂うので、これを「鼻印」に探して出会えると「ラッキー!」です。

 新稲は今もお花や植木の産地ですが、かつてはもっと盛んでした。
 訪ねた“お花”や“樹林(かつての植木畑)”などはいわばその名残りですが、それが今や“村の魅力”を醸し(かもし)出してます。

 大阪府内をよく知る元府職員のSさんは、こう言います。
 「新稲の村は、(花とみどりなどで)府内で“2番目”に美しい」(1位の村は、八尾にあるそうです)。

※【写真】は、いずれもこの元旦。

【新稲の村への行き方】
※阪急電鉄箕面駅から西へ約1.5km。
千里中央から阪急バス。
市のオレンジゆずるバスでも。
スカイアリーナ(市立体育館)の南西一帯。
集落は概ね周囲が田畑に囲まれているので、わかりやすい。

 【プロジェクトみどり事務局】