2週間のアセスメントにもとづく分析概要です!

発災から、もう1か月。
被災されたみなさまには、改めて心からのお見舞いを申し上げるとともに、
その支援にあたられている住民団体や行政、医療・福祉分野の
方々に、心から敬意を表するとともに、微力ながら、引き続き
微力を尽くしてお手伝いいたしますことを、重ねてお約束いたします。

つなプロでは、3月29日以来、のべ400名のボランティアと、
宮城県内各地の避難所の管理者や自治体の関係部門のみなさまの
ご協力により、先週末(4月9日)までに2週めの避難所の巡回訪問と
アセスメントを終え、明日以降の第3週の準備を進めております。

巡回訪問時に伺ったニーズについて、つなプロでは、先週以降は
東京など他地域の専門性を持つNPOと広域的につなぐだけでなく、
各避難所のごく近くにいらっしゃる方や専門機関のご紹介や、
近隣の自治体など同じ地域内で解決できる場合にも、
ご紹介やお届けなどを、すでに毎日数十件程度、行っています。
私どもがつないだ実績の報告については、来週前半をめどに
ご紹介したいと考えておりますので、どうか今しばらくお待ちください。

本日は、先週末までに訪問させていただいた避難所の状況に
ついて、概要をまとめた分析を、下記に添付いたします。
ぜひじっくりご覧いただき、みなさんの支援活動の基礎資料として
ご活用いただきたいのですが、以下の点について、ぜひご留意ください。

つなプロの避難所巡回訪問とアセスメントは、あくまで、少数ながら
特別なニーズを持つ方の状況悪化を防ぐために、その発見や、
適切な支援とのつなぎのために開始し、これまで継続しています。

しかし、被災者の方々が置かれた基礎的な状況を把握することが、
特別なニーズの有無にかかわらず、重要であるため、避難所の
環境や物資などの状況についても、お話を伺っています。

このように、私どものアセスメントも、この添付ファイルの分析も、
特定の避難所や自治体の状況や対応について指摘するのでは
ありません。あくまで、少数者のニーズを把握し、それに対応する
「つなぎ」と、全体的な傾向の理解の促進のために行っている
ものであることを、十分にご理解ください。
そのうえで、避難所や被災者の方々の状況が、より速く効果的に
改善されるために、ご活用いただけることをお約束いただいたうえで、
お読みいただくよう、お願いいたします。

文責:川北