【なぜ全県キャンパス教育か】

現在、日本の大学では地域連携教育が盛んに実施されています。
ちなみにグーグル検索で「大学」と「地域連携教育」を掛け合わせて検索してみると、なんと約 379,000 件 (0.13 秒)がヒットします。

多くの大学で、「地域連携センター」 「地域連携研究センター」など が設置されてきました。

その増加の理由は、一言で言うと大学教育が「消費型学習」から「課題解決型学習」への大きく転換しようとしているからです。
今まで日本の大学では教科書に書いてある知識をまじめに教室で学ぶこと、あるいは多くの知識を暗記することが求められてきました。

しかし、従来の伝統的大学教育の仕方では、現在の多様な背景を持った学生の意欲の喪失を食い止めることができません。

そこで、学習の楽しさや学習の総合性、身体性を重視し、想像力、発想力、着眼力、コーディネート力、コミュニケーション力などを鍛えるために地域連携教育が重視されているのです。

【兵庫は日本のNPOやボランティアの発祥の地】

兵庫県では、1995年の阪神淡路大震災の復興過程から「ボランティア」「NPO」が誕生し、その後、NPOやボランティアは日本全国に定着していった歴史があります。

 今現在、日本の大学は東日本大震災の復興のためにいかなる貢献が出来るか試されています。

兵庫県立大学は、NPO発祥の地で、「NPOの教育力」を生かした新しい教育の方法と仕組みを作ることで、新しい大学の社会貢献の仕方を発信していきます。