NPO法人エコ・モビリティ サッポロの「ベロタクシーを活用した回想法」事業は、回想法を活用しながら高齢者の方を乗せ、札幌市内の歴史的建物や昔ながらの風景をベロタクシードライバーと話をしながら移動するという企画です。ベロタクシーに乗車しながら昔の面影が残るまちを移動することで、回想法の研修を受けたドライバーと昔話をしながら楽しい時を過ごす事が出来ます。その中で道行く人との交流や社会参加がはかられ、家に閉じこもりがちな高齢者の認知症の予防効果をもたらします。
現在は、運行の実施の段階に入っています。9月21、26、27、28日と、「菊水こまちの郷」「グループホーム西円山の丘」「西円山敬樹園」の入居者のみなさんが、回想ベロタクシーを利用され、ご家族や担当の方と一緒に、大通り公園、丸井今井、二条市場、狸小路、創成川、三越などをゆっくりと眺め、所々で停車し昔のことを思い出してお話しされました。
利用者のみなさんには概ね好評だったようで、最後には「こんなに楽しい物は、もっともっとみんなに乗ってもらって喜んでもらいなさい」と力強い励ましの言葉をいただいたそうです。
今後は、アンケートの結果をもとにプログラムの作成を行う予定です。
詳しい様子は、エコモビリティ サッポロのブログ
http://velotaxi-sapporo.sblo.jp/article/48317054.html
で報告されています。ぜひご覧ください。
(地域コミュニティを活かした認知症啓発事業 北海道事務局)