5月17日、事務局のスタッフが、本事業で活動してくださる横浜市内の活動団体のひとつ「さくら茶屋にししば ほっとサロン」を訪問しました。
「ほっとサロン」では、店舗の一角を無償で借り受け、認知症についての啓発や介護予防に関する学習会やイベントなどを行っています。
この日は、毎週木曜日に開いている「介護者の集い」がありました。認知症の方ご本人を含む7人の参加者と3人のスタッフが、一人ずつ、ここに関わるようになった経緯や近況などを話したりして、2時間ほど、お茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごしました。
参加者の皆さんは、「この集まりがあってよかった!」「この集まりの後は優しくなれるから、主人に『行っておいで』と言われる」「この集まりがある木曜の午前中、主人はリハビリに行っている。主人が帰ってくるまでに、お昼ご飯を作らないといけないけれども、すぐ近くなので、毎回来ている」「自分ひとりではどうにも収まらないときに、さくら茶屋に駆け込んで話を聞いてもらえる」「さくら茶屋なしでは、もうやっていけない」と口々におっしゃっており、身近な地域で介護者の集いがあること、地域の中に常設のコミュニティスペースがあることの意義の大きさを感じました。
また、この日はさくら茶屋開設2周年でもありました。この短期間に、これほどまでに地域に信頼感を持たれているのは、スタッフの皆さまの日々の真摯な対応の賜物だと感じました。
さくら茶屋の外観