9月15日、本事業で活動してくださる横浜市内の活動団体のひとつ「下和泉住宅 ひばり会」で、6月に実施したアンケートの報告をしてきました。
この日は、ひばり会さんの今年度第3回目の講座で、ウォーキングまたは軽体操・脳刺激体操の実技でした。その冒頭、10分ほどお時間をいただき、本事業事務局である認定NPO法人市民セクターよこはまの協力で、ひばり会さんが実施しました、認知症の方を取り巻く地域の状況の把握と講座改善のためのアンケートの集計と分析結果を報告しました。
このアンケートは、本事業の基礎データおよび効果測定のデータとして、エーザイさんより資金をご提供いただいて、950通配布、うち307通を回収し(回収率 32%)、株式会社インテージが集計、認定NPO法人市民セクターよこはまが分析しました。
アンケートでは、「認知症初期かもしれない症状が出たら受診しようと思うか」という質問に対し、昨年度ひばり会さんの認知症講座を受講した人では93.1%の方が「すでに受診した」「近々受診する」「将来異変に気づいたら受診する」と回答しており、受講したことが早期受診につながっていることが分かりました。
また認知症の方の介護をしている方に介護で困っていることを尋ねたところ、特に高齢世帯で配偶者が認知症になると、「ストレスがたまる」「自分自身の時間を取れない」など介護者に高いストレスがかかり、制度サービスの活用や地域の支えがないと、本人も家族もつらい状況となっていることがうかがえました。
このアンケートおよび結果につきましては、添付のファイルをご覧ください。