■第1回 講義「エンパワメントの3モデルとエンパワメント定義」
2012年5月14日、苫小牧・植苗病院にて、自然療育プログラム終了後、当病院の瀧澤先生より、精神疾患患者に対するケア講義をしていただきました。
今回のテーマは『エンパワメントの3モデルとエンパワメント定義』でした。
*エンパワメントについて
エンパワメントとは、相手が困難を乗り越えていける、希望をもてると感じる力を得ることです。ボランティアとして、このように思わせることが理想です。
エンパワメントは、個人因子と環境因子に大きく委ねられます。個人因子は本人の性格など、環境因子は自然環境や人的環境、物理環境などで、バリアフリーが整えば、個人の活動が制限されなくなり、健康状態も良好となります。たとえば、誰か手助けする人がいっしょであれば外に出かけられる患者であれば、いっしょに出かける人となるのがボランティアの役割となります。
以上のような内容を瀧澤先生に講義していただきました。
エンパワメントの考え方は、精神疾患患者だけでなく、被災地支援など他の支援活動においても同様です。ケアする者として、このことを念頭において、活動していきたいと思います。
来月も、当病院での自然療育プログラム終了後に、瀧澤先生に講義をしていただく予定です。