皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

先日まで、サッカーのワールドカップのブラジル大会がありましたが、ムニュはちょこちょこ垣間見る程度でした。
しかし、世界中のプレイヤーの素晴らしいプレーやサポーターの熱気を見ていると、片や凶悪な犯罪や戦争を繰り返す絶望的な人間の所業とは打って変わって、「遊ぶこと」に世界レベルで楽しんでいる人間の姿を見て、不思議な気持ちになりました。
ラテン語で、「ホモルーデンス」という言葉があるそうです。「遊ぶ人」という意味らしく、遊ぶことに人間の本質を見出した言葉だそうです。

ムニュは発症前は無邪気に騒ぐ普通の中学生だったと思いますが、抑うつ状態になり、長い時間を「楽しい」と感じられず過ごしました。その中で、おそらく本能的な「遊ぶ」という根本的なエネルギーの源を必死で回復させようとしていた気がします。
笑う、歌を歌う、おいしいものをおいしいと感じてみるなど、精神病闘病中はそれさえも難しい状況が次から次にやってきます。

しかし、「遊びごころ」という健全さをあきらめず、時に行き詰まり苦しくなっても、辛い時代や自分の状況に少しでも花を添えてくれる「楽しさ」をひとつでも見つけてゆけたらと思います。
ムニュ