皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

まだまだ暑いですが、確実に陽の光は黄みを帯びてきています。
秋の虫の声も聞こえてきて、長い残暑に差し掛かりました。

さて、ムニュは幼いころ、昔住んでいた家のベランダから、大きな規模の落雷を眺めたことがあります。大阪方面の空が時に光り、大きな音とともに幾筋もの稲光が縦横無尽に走るのを怖がりながら眺めたことがあります。
不思議なのは、上から走った光が、枝をはりながらも地上に、または真横に繋がること。
その「道」がなぜ出来るのかが不思議でした。
いろんな条件で、雷が落ちる道筋が出来るのでしょうが、それはあまりにも気まぐれな「偶然」とも取れます。
ですが、確実に訳があってその道が生まれるとも思います。

ムニュが脳の病気になったこと、ムニュの脳の中にも幾筋もの神経の光が瞬き過ぎたのかもしれません。
意味不明の言葉や感情が、偶然のように現れて混迷したと思います。
「訳」があるのか、それともただ光が走っては消えただけなのか。
世界やつかみどころのない世の中を見ていると、ただ繋がって瞬いて消えただけ、その残像がしばらく残っても消えてゆく、そしてまた条件がそろえば稲光は始まる、それにただ翻弄されているような気もします。

意味を見出すことも大事だと思いますが、一瞬光って繋がって、やがて消えてゆく光を愛でるのも良いと思います。
 ムニュ