皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

早くも梅雨の走りのような空となってきて、茂る草木から深い夏の香りが立ち込めて来ています。
重い雨の季節の陰から、今年の夏が様子をうかがっています。

さて、人の体は、「食物」を食べることで維持されています。炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが主な成分です。
これらは食事から定期的に摂取して体を維持するのですが、それとは別に、人が生きていくうえで大切な「心の栄養」、「心の食べもの」も、必要不可欠なのではないかと思います。

それらは、人それぞれ好むものが違い、言葉なのか、音楽なのか、風景なのか、考え方なのか、大好きな何かなのか、思い出なのかと、様々なものが挙げられると思います。

同じ人でも、年齢や経験値などでそれらは移り変わっていき、その過渡期では自分の深いところから「何を食べていきたいか」を探求する模索期にもしばしば没入することもあると思います。

その「心の食べもの」にようやくありつけたときに、深くそれらに心を根ざし、栄養を吸収し、心を育てる。
時にそれらをなかなか得られず「飢え」に見舞われることや、過剰摂取や消化不良から「食あたり」になることもあるかもしれません。
ですが、無事に何かから長い時間「心の栄養」を得られるだろうという確信を得られたとき、「成長」というものを実感できるのかもしれません。
 ムニュ